くるみの木(カザフスタン) – アジアフォーカス福岡国際映画祭2016 –

くるみの木(カザフスタン) – アジアフォーカス福岡国際映画祭2016 –

「くるみの木 / Walnut Tree」

★★★★★

邦題 くるみの木
英題 Walnut Tree
製作国 カザフスタン
製作年 2015年
監督 エルラン・ヌルムハンベトフ
上映時間 81分

<あらすじ-公式サイトより->

ユーモアと優しさあふれる人間賛歌

カザフスタン南部の、のどかな村を舞台に、若いカップルを中心に繰り広げられる結婚と出産にまつわるエピソードを描く作品。ストーリーというより、そこに生活するシンプルな人々のライフサイクルを、淡々とユーモラスな語り口で映し出す。2015年の釜山国際映画祭でNewCurrent賞を受賞した。

人々の日常を見つめ続けている「くるみの木」

のどかな田舎。くるみの大木がある一軒の家。
くるみの収穫をしている息子に母親は「明日にも嫁を連れて来るんだよ、孫の顔を見てから死にたいもんだ」と言い、素直にうなづく息子。
息子は意中の相手に合意の上で誘拐婚をするために友達を誘って出かけていきます。

登場人物の関係がすぐには呑み込めなくて、最初、登場人物がバラバラのパズルを眺めているようだったのだけど、カザフスタンの人たちが常に淡々としていて、ひたすらゆるい村の人々の日常が実にユーモラス。
それぞれの生活の一部を覗いているような気分になります。
夢か現実か分からないような幻想的な映像はエッジが効いているし、少しすっとぼけているのが愛らしい。

一組のカップルの結婚の顚末を通して語られるカザフスタンの人々の日常を「くるみの木」になったつもりで観るといいよ!

カザフスタンって文明のクロスロードなのかも

人間といい動物といい、いろんな民族が入り混じって暮していて、複数の宗教が混在しているように見えました。
最初、男の子が割礼してて、妹が心配して泣きそうになってるシーンからの火事のシーンは、本当におかしくて笑ってしまった。
全体的にコメディ・タッチで、随所に笑えて、最後はなんだか「ほんわー」と幸せな気分になるこの「くるみの木」。
カザフスタンの映画、今回も大当たりでしたねー。

ポスター

3人は友達で、右から歌手を目指す青年、消防士、この物語の主人公(?)ガビット(求婚する男)です。
で、この3人が乗っているこのバイク、後ろに大きな荷台がついてまして。
いやもうこれ、バイクじゃないよねー?軽自動車くらいの感じあるよねー?
っていうツッコミはともかく、このバイクは色々と大活躍で、荷台には人が3人くらいは乗れますよ。