絵の中の池(イラン) – アジアフォーカス福岡国際映画祭2014 –
- 2014.09.13
- Last Update: 2015.01.15
- Movie 福岡国際映画祭2014
- アジア映画
「絵の中の池 / The Painting Pool」
邦題 | 絵の中の池 |
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英題 | The Painting Pool |
製作国 | イラン |
製作年 | 2013年 |
監督 | マズィヤール・ミーリー |
上映時間 | 96分 |
小さな家族の大きな愛にあふれた物語
軽度の知的障がいをかかえる両親マルヤムとレザに大切に育てられたソヘイル。
裕福ではないけれど笑顔の絶えない温かな家庭で幸せな毎日を送っていた。しかしソヘイルは小学校の高学年になり、自分の家庭が他とは違うことを知りはずかしさを感じるようになる。
息子の変化についていけないマルヤムはおろおろするばかり。
両親の深い愛情をソヘイルはどう受け止めるのか。
「絵の中の池 / The Painting Pool」
7/29(火)の記者発表会で、一足先にこの映画を見てきたので、少し感想を。
映画祭期間中にもう一度見て追記したいと思います。
>>> 以下、多少ネタバレあり <<<
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愛は障害(障がい)を乗り越えて、それを克服することが出来るのか。
すべては挑戦。
軽度の知的障害をかかえながら、息子ソヘイルを育てるマルヤムとレザ。
それは二人にとって挑戦だ。
通りを横断するのも、ピザを作るのも、息子の宿題を手伝うのも。
しかし、ソヘイルは、小学校の高学年になり、自分の家庭が他とは違うことを恥ずかしいと感じるようになる。
ほかの家の子になれたらどんなにいいだろう。
教頭先生の家に転がり込むソヘイル。
憧れの家庭だったが、ここにも様々な悩みや苦しみがある事が分かってくる。
障害の有無は関係なく、家族(夫婦)にとって大切なものに気付いたとき、
マルヤムは屋上にも登れるようになり、進まないバイクは走り出し、笑い声に包まれるラストに涙。
特にお母さん。とてもチャーミング。
家族を思う純粋な気持ちがすごく伝わってくる。
難しい題材なのに、暗い気持ちにはならない、考えさせられるけど、ライトに観られる映画だ。
ソヘイルとはまったく状況が違うけど、
私は5姉妹の長女で、小学校高学年、中学校の頃は「5人姉妹」というのがすごく恥ずかしかったので、
この多感な年頃の気持ち・・・なんとなく分かる。
大人になった今では、5人姉妹も、大家族も自慢だけど。
ソヘイルは10歳で自分の家族にしかない良さ、唯一無二のものに気付いたんだから、素直にすごい。
<上映スケジュールは こちら>
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