はじめに&コメントについて【必読】
圧迫骨折をされた方、不安な気持ちになられている方が
このブログやコメントを見て「とても助けになった」というお声をたくさんいただいており、嬉しく思っております。
私が圧迫骨折をしたのは、2013年12月です。
2020年12月現在、圧迫骨折をして7年経過しており、
私の怪我当時の治療が、現在の治療とは違う場合があります。
早期離床での治療 か 安静治療かは、怪我の程度や整形医の判断によります。
<2020年現在の標準的な治療>
・早期離床が基本
・硬性コルセット装着
・若い人の圧迫骨折でも安静臥床をしない場合もあり、怪我や身体の状況などを考慮して、医師の総合的判断で変わる
治療方法やリハビリ、今後の方向性などについては
医療関係者ではない私がコメントする立場にはありません。
あくまでも体験したこと、感じたことを書いています。
※コメントを頂いた場合、返信に時間がかかります。
医療的な内容も多く、簡単にお答えすることが難しいからです。
自分の経験したことをお話しすることは出来ますが、医療的なことは一切お答え出来ません。
あらかじめ、ご了承ください。
また、元気になられたかどうか気になるので、お返事を頂けると励みになります。
皆様のお怪我、状況が良くなるように祈っております。
圧迫骨折とは
脊椎圧迫骨折のなかの主なものに 脊椎圧迫骨折と腰椎圧迫骨折があります。
私の場合は「脊椎圧迫骨折」でした。
脊椎の椎体が、重力がかかる方向に加わる力によって、骨折をおこしてつぶれる病気(怪我)です。
骨粗鬆症がある高齢者によくみられ、多くは胸椎から胸椎と腰椎の移行部にかけておこります。

脊椎圧迫骨折の症状
骨が正常である成人にはまれな病気で、
高い所から墜落したなど、大きな力が脊柱の軸方向に加わった場合にしかおこりません。
しかし、骨粗鬆症がある高齢者では、比較的軽い力が加わっただけで、または、ほとんど外傷が加わらなくても、自然に椎体の圧迫骨折がおこることがあります。
また、骨の強度が低下している場合に圧迫骨折がおこることもあります。
もっとも多くみられるのは、骨粗鬆症が原因です。
脊椎圧迫骨折の検査
寝返りや前かがみが出来ないほどの痛みがあります。
前かがみは特に痛みが増強!
診断を確定するために、CTやMRI、必要に応じて血液検査が行われます。
私の場合は、この3つすべてを行いました。
脊椎圧迫骨折の治療(高齢者の場合)
コルセットが出来るまでは、ベッド上で安静にします。寝返りは可能です。
高齢者の場合、長期間べッドで安静にしていると、急速に体の筋力が低下し、起立・歩行できなくなり、寝たきりになる方も少なくないそうです。
コルセットが出来たら、コルセットを巻いて、一日も早く起きて歩く練習を始めます。
脊椎圧迫骨折の治療(若者の場合)
若者の場合は、高齢者とは違い、筋力が低下してもリハビリで戻すことが可能です。
先の人生も長いため、骨の整形をまず第一に考えます。
3週間~1ヶ月程度、痛みが軽くなるまでべッド上で安静にします。
コルセットが出来たら、コルセットで固定します。
もちろん、トイレ、食事もすべてベッド上で行います。とにかく起きてはいけない。
コルセットの種類は「軟性」「半硬性」「硬性」の3種類、ギプスという手もあります。
しっかり治療するためには、うつ伏せ状態のほうがおすすめだそうです(強制ではない)。
また、お尻のあたりに穴の開いたベッドに寝て全く動かさないという治療法もあるらしいです。
これはイヤだ・・・!
手術の場合は、骨の内部に骨セメントと呼ばれるアクリル樹脂を注入する方法。
合併症などが心配される場合があるそうです。
安静治療と同じくらいの入院期間かもしれません。
私は最終的に「半硬性」のコルセットを使用し、背骨をがっちりガード。
背骨がグラグラしない感じでとっても安心でした。
この「半硬性」のコルセットは「軟性」にも出来る優れもの!
寝返りも、うつ伏せも、仰向けも可能でした。
起立性低血圧について
10日~1カ月以上、無重力状態でいると「起立性低血圧」になります。
ずっと寝ていた人が起きたとき、血圧の急激な低下が起きます。
足に血液が溜まり、脳に行く血流が減って、めまい、立ちくらみ、吐き気なんかが起こります。
もともとすごく血圧が低いので、一番の恐怖はこの「起立性低血圧」でした。
治療方針の確認について
若者の圧迫骨折は珍しいので、病院によってはひどい治療(高齢者と同じ治療)をされることがあります。
その場合、骨がしっかりと整形しないままリハビリをすることになり、
結果、重力でさらに骨が潰れてしまうということにもなり兼ねません。
私の場合は、A整形医、B整形医は「1カ月以上安静」との診断で、
担当リハビリ医が「受傷後10日で立って歩くリハビリ」との診断でした。
これは、今後書く日記に詳しく書こうと思いますが、リハビリ医の言うことは間違っていました。
診断や治療方針について主治医以外の医師や療法士の意見を聞くことは重要です。
不安なことは1から10まですべて質問して良いし、
信頼のおける理学療法士や作業療法士からの助言も役立ちます。
多角的に判断することが重要だということを身をもって知りました。
実は自分がひどい治療をされているということが分からない場合が多いのです。
また、受傷当時は、精神的にも参っていたので、判断する力も若干怪しかったです。
これから治療を頑張るぞ!と思っているからこそ、
自分で調べたり、セカンド・オピニオンを受けて欲しいです。