PSYCHO-PASS サイコパス原画展@博多阪急

  • 2016.04.27
  • Last Update: 2017.01.13
  • Exhibit
PSYCHO-PASS サイコパス原画展@博多阪急

アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス原画展」に行ってきました。
会期は、2016年3月29日(火)~4月7日(木)。

PSYCHO-PASS サイコパス」観たことないんですけど、とにかく行ってみたんです。
面白そうだったから。
※「PSYCHO-PASS サイコパス」全部観ました(2016.12月現在)。

まず入口はこんな感じです。
ただならぬ雰囲気が漂っています。

お勧めされるがままに
特典付き入場券(キャラ缶バッジ付き1000円)を買い、
またまたお勧めされるがままにボイスガイド(600円)をレンタル。

ボイスガイドは「PSYCHO-PASS サイコパス」の作品紹介や、原画展の見どころ、キャラデザに関する説明なんかも聴けて、詳しくない人でも分かるようになっているのでお勧めです。
ガイドの声は、主人公の狡噛慎也なんです。
狡噛慎也が好きな方、声優の関さんが好きな方は、耳テロされて一石二鳥です。

さすが原画展、原画の嵐です。
イラスト原画や設定資料など300点以上が展示されてました。

原画はすべて鉛筆で描いてあるんですね。
日本の2Dアニメーションの絵コンテや原画がデジタルに移行できないのは「業務委託しているから」。
ほとんどの演出家や原画家はフリーランスで業務委託という働き方なので、アニメーションスタジオ側がデジタル環境を整える必要がない、ということらしいです。

最低でもPCがあり、Photoshopやアニメーション用のツールがあればデジタルいけると思いますけど、スタジオ側がデジタル環境を整えていない場合は、それも無意味=紙とペンこそが共通ツール、ってことみたいです。

デジタル化が主流になった現在でも鉛筆やペンで描くということ、
そこに人間味があってすごくいいなぁと思って観てたんですが、
まさかそこに日本の特殊な事情があるとは目から鱗でした。

原画はもちろん素晴らしかったんですが、設定資料がとても興味深かった
キャラの角度、塗りの指示など、ささっとだけど実に細かく書いてあり、アニメを作るということに情熱を持った人たちが作るものはなんて美しいのだろうと一人で感動しました。

PSYCHO-PASS サイコパス」は、人々の精神が数値化される近未来で、自らの正義を問いながら奮闘する警察官たちの姿を追ったアニメなんですけども、その警官たちが使う銃みたいなのがありまして「ドミネーター」と言うんです。
その「ドミネーター」をCerevoという会社が開発したそうで、設計図と実物が展示してありました。

色はまんま「TRON」な感じだったのですが、設計図と設計資料がまた興味深くて、無機質な「銃」というものが形を変える(トランスフォームする)ことで、罪の意識を感じずに打つことが出来るようになっている、とか書いてあって、本当に近未来の銃はこういう感じなんじゃないかと錯覚しました。

ちなみにコレ。ちょっと欲しいです。

展示会場を見て回るのにはやはり1時間ほどかかりましたが、人が少なくてじっくり見ることができたので良かったです。

最後に戦利品。
原画のクリアファイル、ポストカード、先着順でもらえるカレンダーポスター。



PSYCHO-PASS サイコパス、めっちゃ面白いから観てみて!」という友達のススメがあったにも関わらず、観ないまま原画展に行くという暴挙でしたが、アニメ制作現場に関わりたい方とか、漫画が好きな方とか、小説が好きな方とか、誰にでもお勧めできる、とにかく大満足の展示会なのでした。