結界の男(韓国) – アジアフォーカス福岡国際映画祭2013 –

結界の男(韓国) – アジアフォーカス福岡国際映画祭2013 –

アジアフォーカス福岡国際映画祭2013、4本目は

「結界の男」

★★★★☆

基本データ:
監督 / チョ・ジンキュ (Cho Jinkyu)
キャスト / パク・シニャン(박신양)、キム・ジョンテ(김정태)、オム・ジウォン(엄지원)、チョン・ヘヨン(정혜영)、キム・ソンギュン(김성균)、チェ・イルファ(최일화)、チェ・ジホ(최지호)、キム・ヒョンボム(김형범)
あらすじ
—————————–
舞台は釜山。やくざの幹部グァンホは、組織内の勢力争いで同僚のテジュと激しく対立していた。
ある晩グァンホは、テジュが率いるグループに襲われ負傷する。3日間の昏睡から目覚めたグァンホは、この日を境に不可解な現象に見舞われるようになった。
そこで厄払いのために巫女を訪ねた彼は、思いもよらなかい衝撃的な事実を聞かされる。
グァンホの命は本来襲われたときに尽きる命であったこと、手のひらに傷を負ったために手相が変わり、死を免れたこと。巫女はさらに、彼もまた男巫として生きる運命であり、これを受け入れるよう告げた。
やくざとして生きるか、男巫として生きるか。グァンホの運命は…。
(公式パンフレットより)

「結界の男(박수건달)」

>>> 以下、多少ネタバレあり

さて「結界の男」という邦題について。
Wikipediaによると、結界とは「聖なる領域と俗なる領域を分け、秩序を維持するために区域を限ること」だそう。

原題は「박수건달(パクスコンダル)」で、邦題はちょっと違うみたいですが、
監督にお伺いすると「邦題に使われている【結界】という言葉が重みがあって良いと思う」と仰っていました。

グァンホが、あの世とこの世の「結界」にいるということ、
やくざと男巫の二足の草鞋を履いている、いわば「結界」を行き来しているということ。
個人的には非常に良い邦題なのではないかと思いました。

9/16のチョ・ジンキュ監督のQ&Aでは、
「配給会社にちょっと分かりにくいと言おうと思います」と回答されていたのですが、
私が見たのは9/18だったので、チョ・ジンキュ監督も2日の間に納得しちゃったのかな?

サインをいただきました。
監督自身も、制作の際には数々のジレンマを感じながら制作するそうです。

そして何よりも、熊本市賞 受賞おめでとうございます!!!

スケジュールはこちらをチェック

チョ・ジンキュ監督のQ&Aはこちら

[amazonjs asin=”B00HESXBHU” locale=”JP” title=”結界の男 DVD”]