愛の棘(韓国)– 福岡アジアフィルムフェスティバル2015 –
- 2015.11.07
- Movie 福岡国際映画祭2015
- アジア映画
「愛の棘 / INNOCENT THING」
★★★★☆
邦題 | 愛の棘 |
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英題 | INNOCENT THING |
製作国 | 韓国 |
製作年 | 2014年 |
監督 | キム・テギュン |
上映時間 | 118分 |
<あらすじ>
純愛か、狂気か…
体育教師ジュンギ(チャン・ヒョク)は、女子生徒のヨンウン(チョ・ボア)から好意を寄せられていることに気付く。ある雨の日、傘がなく濡れたヨンウンに自分の体育着を貸した際彼女の体に触れてしまったジュンギは、彼女との接触を極力避けるようになる。それ以来彼女のひたむきな恋心は暴走し、ジュンギの寝室に忍び込んだり、妊娠中の妻に近づくなど常軌を逸した行動を起こす。
「愛の棘 / INNOCENT THING」
「教師と生徒の禁断の恋」で終わるわけがないのが韓国映画。
”恋は盲目” ”若気の至り” なんて可愛いものじゃない。
韓国映画の描く愛は濃すぎて疲れる(笑)。
”恋は盲目” ”若気の至り” なんて可愛いものじゃない。
韓国映画の描く愛は濃すぎて疲れる(笑)。
徐々に狂気化していく女子高生。
あどけない高校生が妖艶さをも醸し出す大人の女性へのスイッチが入った瞬間の表情もすごい。
高校教師とその妻をも巻き込んで、どんどんエスカレートする女子高生が怖くて憎らしくて凄まじい。
「私の事を弄んだの?私はおもちゃだったの?
あの時、ドキドキしたのは、愛だったんじゃないの?」
いい人そうに見える普通の人の方が酷いことする場合もあるし、
ストーカーみたいなちょっとイカれてるように見える人の方が純粋な人かもしれない。
棘は最後まで抜けない。
純愛映画だった。
幻想か現実か分からないような感じで進むストーリー。
映像で幻想と現実をうまく切り替えて魅せているところは秀逸。
さすが「火山高」のキム・テギュン監督。
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