亜人 最終章 -衝戟-
「亜人 最終章 -衝戟-」
邦題 | 亜人 最終章 -衝戟- |
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製作国 | 日本 |
製作年 | 2016年 |
監督 | 総監督:瀬下寛之/監督:安藤裕章 |
上映時間 | 121分 |
公式サイト | 亜人 |
「劇場版 亜人」3部作の最終章となる【衝戟(しょうげき】のストーリー
「これが、カウントダウン開始の合図だ」
第2ウェーブ――“浄化”が始まった。
石丸、桜井、岸、甲斐、李……リストの順番通りに殺されていく要人たち。
だが、日本政府は断固としてテロリストには屈しない姿勢を貫く。水面下で動く、警察、対亜特選群、自衛隊、米国国防総省、そして、亜人管理委員会役人・戸崎と高校生亜人・永井圭。
「第2ウェーブの終了とともに、我々は次のウェーブへとコマを進める。第3――それが、最終ウェーブだ」圭は、亜人である佐藤を無力化するための策を練るが、彼の気付かぬところで計画は綻びを見せ始めていた……。ついに動き出した、亜人過激派集団。史上最悪最凶のテロリスト・佐藤の真の狙いとは――?佐藤を止めるのは、誰だ。
「亜人」とは?
「亜人」と呼ばれるその生物は「死なない」。
主人公の高校生・永井圭は、ある日、交通事故で死ぬが、その直後に生き返った。
決して「死なない」未知の新生物「亜人」、亜人を研究するために何としてでも捕獲しようとする国家、多額の報奨金を得るために亜人を捕えようとする人々、そしてそれを利用しようとする者―――様々な思惑に晒されながら、主人公・永井圭とその幼馴染・カイは必死の逃避行を繰り広げる。
「人間としての」穏やかな暮らしが待っているのか、それとも…というのが話のあらすじ。
3週間の限定公開ですぞ
ということで観てきました、最終章「衝戟」。
原作の漫画はまだまだ続いているのですが、劇場版としては完結しております。
ワタクシ、劇場版1部、2部は未観なのですが(アニメ1期は観たよ)、観ていなくてもアニメ観ていれば分かるから問題なしです!
亜人過激派集団、史上最悪最凶のテロリスト・佐藤
佐藤さん、最強なんです。
死なないからとにかくエンドレスだし、頭良すぎるから殺しもゲーム。
クリアしたら次に挑みたくなる、邪魔するものは排除する。
亜人の未来のために戦うと言って集めた仲間たちからも、佐藤さんおかしいんじゃないか?って思われるくらいの狂気です。
狂気の度を深めていく佐藤さんに、みんなついていけなくなって離反しちゃうんだけども、それすらも計算かなと。
佐藤さん、すべてが「ゲーム」なので、仲間を減らしてゲームをハードモードにしたかったんじゃないでしょうか。
そして、佐藤というキャラをここまで魅力的なものにした声優の大塚芳忠さん。
この人がいなければここまでなっていないかと。
単なる悪役じゃないんですよ、存在感が半端ありません。
永井圭の変化
主人公の永井圭は、妹にまで「クズ」とか言われちゃってるんです。
圭の本質は合理的でどこまでも冷たい、とにかく現実主義な感じ。
その圭がですよ。
最後はね、やはり佐藤と対決すると決意するまでの成長ストーリーでもあるわけです!
いつも冷静な圭が、熱くなっていくシーン、見どころですね。
プレスコすごいですよ
亜人は「プレスコアリング」で作られまして、これ本当にすごい。
「アフレコ」とは逆で、先に台詞や音声を収録してから映像を作っていく手法です。
ト書きだけでイメージを共有して、声だけで芝居するという…想像力が豊かじゃないとできないね!
声優(役者)陣の演技力や現場の臨場感をフルに活かせられる分、アニメーターはすごく大変だったかと。
とにかく、演技と映像との融合、これもう見る価値ありです、素晴らしいです。
感想箇条書き
- 戦闘シーンは瞬きできない(IBM同士の戦いは映画館で観るべき)
- 声優陣が豪華すぎ、作品への真摯な向き合い方に心打たれる
- IBMのこと「ユーレイ」って言ってるのが好き
- 週替わりのスペシャルドラマがある、毎週どうぞ
- 死なない亜人、深い。生きていく事を考えさせられる
- 見応えがあって全然飽きない
- 最終章とか言っときながら続編ありそう(何しろ亜人はエンドレス)
- 佐藤は化け物
「亜人」控えめに言って…めっちゃ面白かったー。
怒涛の121分ですよ、もう疲れるけど、あっという間に終わってしまった~!
個人的には「君の名は。」の5倍楽しめた…。
もう一度見たいくらいだけど、もう行く暇ないな~。
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