「Movie」カテゴリーアーカイブ

歓待 -アジアフォーカス福岡国際映画祭2011 –

アジアフォーカス福岡国際映画祭、3本目は

「歓待」

あらすじはこちらから
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久しぶりに良い邦画に出会ったなぁ~という感じです。

舞台は東京下町。スカイツリーのある押上付近。
アットホームな下町人情?が描かれるのかと思いきや、
見事な裏切り方で予想外な展開になる映画でした。

小さなコミュニティに突然入り込んできた異物によって浸食されていく家族。
すごく不穏で怪しい雰囲気。
喜劇なのか、ホラーなのか。

セリフも大げさじゃく、普段の会話っていう感じが
この映画をより面白く感じさせている気がします。

杉野希妃さん、綺麗でした~。
深田監督は、ちょっとほっぺが赤くて、その辺にいそうな優しいお兄ちゃんって感じでした。
そしてエリコちゃん・・・私の席の隣でピコピコとゲームしてました。
まだ小学1年生なんだって。

歓待

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ピノイ・サンデー – アジアフォーカス福岡国際映画祭2011 –

アジアフォーカス福岡国際映画祭、2本目は、

「ピノイ・サンデー」

あらすじはこちらから
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舞台は台北。
登場人物は出稼ぎ労働者のフィリピン人。
その2人が繰り広げるロードムービー。

実は結構切ないんだけど、2人の掛け合いもコミカルで、
大きなソファを抱えて台北の街を歩き回る2人を応援したくなります。
台北にフィリピン人が多いというのは、この映画を見て初めて知りました。

監督自身が、台北に暮らす外国人ということで、
そういう視点で描きたかったそう。
個人的にもフィリピン人 in 台北という映画はとても新鮮でした。

上質なアジアの映画を堪能できるのもあと3日!
3連休にどうぞ~。スケジュールはこちらをチェック

ピノイ・サンデー

冬休みの情景 – アジアフォーカス福岡国際映画祭2011 –

アジアフォーカス福岡国際映画祭に行ってきました。

「冬休みの情景」
あらすじはこちらから
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とにかく間が多い。
だけれども、その絶妙の間が可笑しさを誘うような。。。
1コマ1コマが写真のよう。

お爺さんと孫の男の子の会話が面白くて・・・
「僕、お爺ちゃんの孫をやめる」なんて言ったり。

無気力のように見えて、夢があるんだよね。
無気力のように見えて、いつも問いかけてるんだよね。

プロデューサーの方も
「いつも彼らは問いかけをしている。無気力に見えるが前向きだ」と
言ってらっしゃったのが印象的でした。

「人間は自分はだれか?自分はどこからきたのか?
これからどこへ行くのか?という三つの質問以外はすべて無意味だ」

先生が言う最後の言葉。
爆裂な音楽。
シュールで、美しい。
中国の映画にもこういうのがあるんだ!

アキ・カウリスマキの映画が好きな人なら、きっと好きだと思います。

上質なアジアの映画を堪能できるのもあと3日!
3連休にどうぞ~。スケジュールはこちらをチェック

冬休みの情景

マルタのやさしい刺繍 -Die Herbstzeitlosen-

遅咲きだっていいじゃない!なによりも自分らしく生きていこう!

「マルタのやさしい刺繍」

あらすじ
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スイスの小さな村に暮らす80歳のマルタ。
最愛の夫に先立たれて抜け殻のような生活を送っていたマルタだったが、
ある日“自分でデザインした刺繍をあしらったランジェリー・ショップをオープンさせる”という若かりし頃の夢を思い出す。

しかし保守的なこの村では、マルタの夢は軽蔑の目で見られるだけ。
それでも、「夢を実現させたい」という思いがあるから、そんなつまらないことは全然気にしない!
マルタは、友人3人とともに夢を実現するために動き出す。
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何かを始めるのに年齢は関係ない。
自分次第だよ!と、一歩踏み出す勇気をくれる映画でした。

とにかく、おばあちゃん達がかわいい。
マルタが住む村も美しい。
ほんの少しだけ登場するベルンの街並みも素敵。

遅咲き乙女の愛らしい物語。

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迷子の警察音楽隊

久しぶりにTSUTAYAに行ったら、ハリウッド映画の中に紛れて、なんでこんなとこに?
っていう素敵なDVDがあったので、借りて観てみました。

迷子の警察音楽隊

あらすじはこんな感じ↓
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エジプトの警察音楽隊がイスラエルへ演奏旅行へ。
空港に来るはずの迎えはなく、自力で演奏会の場所へ行こうとする音楽隊。
しかし、間違えてたどり着いたのは、
砂漠の真ん中の忘れられたようなイスラエルの小さい町だった。
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ノーマーク映画だったんだけど、かなり面白かった!
ユーモアとセンス、そしてなんだか物悲しさが溢れるヒューマンドラマ。

エジプトの警察音楽隊は、文字通りイスラエルで迷子になってて、
イスラエルの田舎町に住んでる人たちは、人生に迷子になってるっていう・・・

彼らがお世話になる食堂の女主人が、厳格で規律を重んじる隊長に、
子供の頃観たエジプト映画の思い出を語るシーンがあって、
歴史的に対立が続くイスラエルとエジプトだけど、
文化や音楽や恋は、国境を越えて、心を繋いでいくんだなぁって、ほんわかしました。

ジム・ジャームッシュやアキ・カウリスマキが好きな人は
きっと好きなんじゃなかな~と思います。

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ルナシー

「ルナシー」と聞いて、りゅうちゃん率いるバンド「LUNA SEA」が
頭をよぎった人は数知れないと思いますが・・・、

チェコ映画でヤン・シュヴァンクマイエル、しかもホラーときたら、
これを観ないわけにはいかない!

というわけで「Lunacy(ルナシー)」を観ました。

あらすじはこんな感じ↓
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精神病院の職員に拘束されるという悪夢をみたジャン・ベルロは、
暴れて宿の部屋を滅茶苦茶にしてしまった。
居合わせた侯爵が代わりに弁償し、ジャン・ベルロを自分の城へと招待する。
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Wikipedia先生によると、ヤン監督は、「食べる」という行為を頻繁に扱うことが多いらしい。
「Lunacy」でも、登場する食べ物は不味そうだし、
肉片のパペットが執拗に出てきて、ちょっと不快感・・・
だけどな~んか病みつきになる感じ?

Lunacy=精神異常、狂気

確かに登場人物はどいつもこいつも頭がおかしくて、
誰を信じて良いか分からない・・・けど、
そういう自分も頭がおかしいんじゃないか・・・と思えてくる幻惑感。

狂気って相対的なもの。
ホラーならではの結末は見応えありです。

I ♥Чебурашка

オレンジの木箱に入って南の国からやってきた、大きな耳の正体不明の生き物。
起こしてもすぐに倒れてしまうので「チェブラーシカ(ばったりたおれ屋さん)」は、
動物園にも受け入れを拒否され、都会の片隅の電話ボックスで暮らしていた。
そんなチェブラーシカが出会ったのは、動物園で働く、孤独なワニのゲーナだった。

ロシアでは知らない人はいない、国民的アイドルチェブラーシカ♪

私がチェブに出会ったのは2001年。
チェブラーシカ見たさに、前売りまで買ってシネリーブル博多に観に行ったっけ。

今年、福岡はシネテリエにて、
またチェブラーシカが公開されるんです!

しかも・・・全4話、完全デジタルリマスター版!!!
2001年に観たときは、3話しかなかったんだよなぁ~、嬉しい~!!!

40年前に制作されたパペットアニメーションだけど、
社会風刺してたり、環境のことや、友達のことなんかを考えさせられる映画なのです。

チェブの魅力にとりつかれ、
チェブ切手をはじめ、絵本やぬいぐるみまで買ってしまった私、
今年は、チェブの公式アルバムと、ぱったり倒れるチェブ人形を買ってしまいました!


寝かせると、目を閉じる!!!
チェブ可愛い~!!!

I ♥ Чебурашка

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