Go!Go!Korea!! #06
::: 石窟庵 :::
石窟庵(ソックラム)へ。
ユネスコ世界文化遺産でかつ国宝。
統一新羅が生んだ世界の名宝と言われていて、
石窟庵という名の通り、切り出した石をドーム型に組んで作られた石窟寺院です。
目的地までは15分ほど歩くのですが、道中の景色も絶景です。
到着。
標高600m、絶景を臨む吐含山の東の中腹にあります。
韓国では、甘露水(カンロス)を飲んで身を清めるそうです。
この甘露水(カンロス)を飲むと、若返るとか。
韓国の礼拝堂では、写真撮影、おしゃべりは禁止です。
石窟は磨くと光沢の出る白い花崗岩を組み合わせて作られており、
内部は前室、扉道、主室の3部構造。
壁には天部像、菩薩像、羅漢像、居士像、
四天王像、仁王像、八部神衆像などが描かれ、
主室には本尊仏である高さ3.26mの釈迦如来坐像がありました。
石窟庵は、1000年以上持ちこたえられる耐久性と、
湿気などを除去する自浄構造を持っていたそうですが、
日本の植民地時代に行われた補修工事の失敗やセメントの利用により、
換気の問題などでガラス越しにしか見られなくなったそうです。
いつまでも大切に保管されることを願います。
::: 仏国寺 :::
標高745m。
吐含山(トハムサン)の西の麓に建立された仏国寺(プルグクサ)。
同じく吐含山にある石窟庵(ソックラム)とともに、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。
入口を抜けると、庭園があり・・・見えてくるのは見事な石の橋(階段)です。
現在、創建当時の形を そのまま伝えるものは石造遺物だけだそう。
1500年にも及ぶ時代の移り変わりの中で 損傷と再建を繰り返し、
1973年に大規模な修復工事を終えて現在の姿に。
紫霞門です。
紫霞門に上る階段が国宝第23号の青雲橋・白雲橋。
(上の16段が白雲橋、下の18段が青雲橋)
この二層に分かれた合計33段の階段は、登ることで仏の国へと到達すると言われています。
だから、階段なのに橋と呼ばれているんですね。
紫霞門を通った先に、仏国寺本堂の大雄殿、
多宝塔(国宝)と釈迦塔(国宝)があり、荘厳な雰囲気。
このような一段一段の高さがある階段がいくつもあるので、 体力的になかなか疲れます。
この先に、国宝の「多宝塔」があるのですが、写真を撮りそびれ・・・
それを守る獅子も撮りそびれ・・・泣。
韓国のお寺では、 願いをこめて石を積むのだそう。
いたるところに石が積んでありました。
紅葉に彩られた仏国寺。
統一新羅が生んだ文化の粋を存分に味わうことが出来ました。
[[ Go!Go!Korea!! 一覧 ]]
-
前の記事
Go!Go!Korea!! #05 2010.08.20
-
次の記事
Go!Go!Korea!! #07 2010.08.30