Go!Go!Europe!! #08 ブリュッセル2日目(PM-02)

Go!Go!Europe!! #08 ブリュッセル2日目(PM-02)

::: べルギー漫画センター :::

ベルギー漫画センターへやってきました。
ウォーケーズ織物市場を、修復転用した博物館で、
アール・ヌーヴォー建築の巨匠、ヴィクトル・オルタの設計で建てられたそうです。

この階段を上って、チケットを購入。
日本人?と聞かれたので、そうです、と答えると、日本語の説明書を貸してくれました♪
入場料は7.5EUR。

TINTIN
日本でも人気のTINTIN、実は、ベルギー生まれです。

ベルギー漫画センターは、4Fまであって、かなり見応えがあります。
なにしろ、今昔の作家650人による原画が約25,000点、
併設の漫画図書館には約50,000点の漫画を所蔵してるらしい!

ベルギー漫画の歴史60年を振り返るんですから、
展示方法もかなり気が利いています。

ゆがんだ顔のマンガには、わざと鏡を一緒に飾って、ゆがみを表現したり。

天井まで届きそうな、マンガ本の置物だったり。

小さな箱のなかに、マンガのひとコマを、立体模型にして表現したり。
マンガがそれほど好きじゃなくても、見るだけで楽しいし、建物が素晴らしいので飽きません。

宇宙旅行中のTINTINがいたり。

生誕50周年を迎えたスマーフ
小さい頃、よく見てた覚えが!PETZとかにもなってたような!
入口付近には、併設のミュージアムショップがあって、これまた楽しいです。

実は、コミック発祥の地は、ベルギーなんです。
そして、アール・ヌーヴォー発祥の地もまた、ベルギーなんです。
さすが、ヨーロッパの中心地!

楽しかったベルギー漫画センターを出て、また歩きます。

::: コングレ広場へ :::

歩いてると、可愛い警官に出くわしました。さすが漫画の国。

ベルギーに来たら絶対、チョコレート食べなきゃ!と思い、
下調べをしておいた、ベルギー王室御用達のMaryへ行こうと歩く・・・
ちょっと遠いのかなぁ~と、地図を広げていると、赤ら顔のおじちゃんが声をかけてくれました。

おじちゃん 「道わかる~?」
sachigra 「私はチョコレートショップのMaryに行きたいです。今、パシュコ通りです。」
おじちゃん 「Maryは分からんけど、ここは上に上って行けば良いよ」
sachigra 「メルシー」

裏通りだからか、変なアジア人が地図を広げて歩いてるな~って感じで、
またまた、かっこいいビジネスマンのお兄さんに声を掛けられました。

お兄さん 「分かりますか?」
sachigra 「チョコレートショップのMaryに行きたいです。今、パシュコ通りを上に上がってきたんです。
コングレ広場の記念碑があって、その前だと思うんですけど・・・」

お兄さん 「(地図を見て)今ここだから、ぐるっと回ると、コングレ広場があって、その前だよ」
sachigra 「メルシー」

さっきの赤ら顔のおじちゃんは、明らかにお酒飲んでる感じだったから、
実はちょっと心配だったんだよね~!!!
とりあえず、ぐるっと回ろう。

コングレ広場
1830年オランダからの独立戦争後、立憲議会制発足を記念して造られた小広場。
47メートルのコングレ記念塔が立派にそびえ立っています。

中央にはずっと火が焚かれていて、その周りをライオンが守っている感じです。

::: チョコレートショップ Mary :::

お!ありました、王室御用達のMary

自分用に4個買ってみました。
15EUR以上しかカードを使えないらしいので、CASHで・・・。

味は・・・もちろん美味しいです!!!でもちょっと甘いかな〜。

Maryを出て、またガール・サントラル駅の方向へ戻ります。
次は、グラン・プラスを見なきゃね!

歩くのが楽しいのは、見るもの全てが新鮮で、素晴らしいから!
バスもこんなに長いし。じゃばらです。

ブリュッセル公園を通り抜け、夕焼けの街をゆっくり歩きます。
グラン・プラスはまだ見えませんが・・・

::: 小便小僧 と ワッフル :::

日本でもお馴染みの小便小僧(マネケン・ピス)ジュリアン君、発見です!(ちっさ!)
今日も快調に飛ばしてるぅ〜。

戦争の時、広場に置かれた爆弾の導火線におしっこをかけて町を救った少年が
このジュリアン君、ということなんですが、
なんと1619年生まれの「ブリュッセルの最長老市民」らしい。

世界一の衣装持ちのくせに、今日は裸です!
まさか・・・
「裸で何が悪い!」って感じですか??

ジュリアン君にさよならしたら小腹がすいてきたので、
ベルギーに来たら絶対食べなきゃ第二弾!のワッフルを食べましょう。

ワッフルを買いに並んでいると、卒業旅行の大学生に会いました。
色々話してると、彼らはドイツからベルギーに来て5日目だって。
建築を見に来たそうです。楽しそう。

ジャーン!ふっわふわ〜!
ベルギーワッフルにベルギーチョコ乗せで、なんかボリュームたっぷり。
大学生と一緒に食べて、お別れ。 良い旅を!

::: セラクラースの像 と グラン・プラス :::

セラクラースの像
14世紀のベルギーの英雄触れると幸福になると言われていて、
みんな触ってたので、私も触っておきました。

さぁ、ようやく着きました!
ヴィクトル・ユゴーが「世界で最も美しい広場」と称した世界遺産グラン・プラス!

市庁舎
左右非対称で、塔の高さは96m、てっぺんには天使ミシェル像(Wikipedia参照)。

王の家
実際に王は住んだ事はないそうです。
ジュリアン君の衣装が展示してあるんだって!
私はここに着くのが遅すぎて見られませんでした・・・泣

左:ブラバン公の館/真中:ビール博物館
右のアーケードの入口にさきほどのセラクラースの像がいます。

本当は、朝行く予定だったんだよね!
でも夕暮れ時で良かったかも。ライトアップされててかなり綺麗♪
ぼ〜っとしてしまう〜。

ここでぼ〜っとしてはいけません。
私には行くべき場所が!!!

::: 王立トーヌ博物館 :::

王立トーヌ博物館 (Musée du Théâtre royal de Toone)
イロ・サクレを通り、見落としそうな細い路地の先にありました。

親切な図書館司書のお兄さんに教えてもらわなかったら
絶対見つけきらなかったですよ!
しかもイロ・サクレは客引きが一杯で、通り抜けるのも一苦労ですもん!

会場は2Fで、階段には楽しくて可愛いポスターがいっぱい。
見応えあります。

怪しい顔で人形を操るポスターです。きわどい顔が素敵!

伝統ある人形劇が10EURで見られるんです。
私は日本でTooneのサイトから予約して行ったのでバッチリでした!

開場に入ると手作りの座布団が敷き詰めてある小さな長椅子が並んでいて、
ここに座ってゆっくりと鑑賞します。

天井には数えきれな程の人形たちが釣り下がっていて、
すごく異質なんだけど、なんかずっと居たくなる空間です。

言葉はもちろん全く分からないけど、話し方とか仕草ひとつひとつが独特で、思わず笑っちゃいます。
人形も意外と大きいし、木音が心地よかったです。
帰って調べたら、上演されたのはフランスの武勲詩だったみたい。

上演が終わると中2Fに降りる。
ここで飲み物を頼んで、上で飲みながら人形劇を見れるっぽかった・・・失敗!

本日の語り部のマリオネット。衣装がチェックで可愛い。

このフロアにもたくさんの人形が所狭しと飾られています。

トイレのピクトさんも、お人形さんです!可愛すぎる〜!

1Fでは、軽く食事もできます。
もちろん、人形たちを見ながら。
こうしてブリュッセル2日目の夜は過ぎていきました。

写真は、こちら