第12胸椎 圧迫骨折1日目

第12胸椎 圧迫骨折1日目

転落後は、しばらく息も出来ず、声も出せず・・・。
少し落ち着いた頃には、土下座状態で背中に湿布を貼ることも出来た。

その時は、折れてるなんて思わないから、時間が経てば元通り!
と思っていたが、20分後も30分後も土下座状態から頭が持ち上げることが出来ず。
ついに救急車を要請する事に。

救急隊員の方も、この土下座状態で運ぶのは無理!とか言いだして(そりゃそうだ)、
仰向けになれるかどうかを模索することになった。

土下座状態だから、とにかく足がしびれていて動けなかったことと、
腰周辺の違和感+痛みから、どっち側にも動けずにさらに10分経過。
なんとか横向きからの仰向けになることに成功し、布の担架で運ばれる。

ちょっとした振動も響いて痛かったが、病院に行くことが先決!
痛いだけで意識はハッキリしていたので、救急隊員の質問に答えつつ、運ばれる。
救急隊員の触診では「折れてないかもしれないけど、重度の打撲はしてるかも」ということだったので、それだったらいいなぁ~と期待を胸に病院へ救急搬送された。

救急隊員と病院の先生が転落時の状況や痛みの程度などをテキパキと打ち合わせ(?)している間に、痛み止めの座薬をお尻から入れられ、病院着に着替えさせられた。
レントゲンは明日の朝ということで、とりあえず入院する事に。
看護師さんから入院についての説明や、今晩の過ごし方について聞いたりした。

1. 絶対安静(起き上がってはいけない)
2. 食事はベッドの上で(横向きで食べる)
3. トイレもベッドの上で(差し込み便器で)

この手の症状の患者は、とにかく安静が必要で、起き上がってはいけないのだそう。
夫におにぎりとお茶を買ってきてもらって食べて、骨折はしてないだろうから、明日には帰れるよね~と呑気に話しながら、圧迫骨折1日目が終わろうとしていた。
寝た切り生活が幕を開けようとは、この時は知る由もなかったのだった。