「福岡国際映画祭2011」カテゴリーアーカイブ

レッド・イーグル(อินทรีแดง) – アジアフォーカス福岡国際映画祭2011 –

アジアフォーカス福岡国際映画祭 、6本目は

レッド・イーグル(อินทรีแดง)
あらすじはこちらから
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主人公レッド・イーグルは、法で守られてしまっている悪人たちを容赦なく退治する正義のヒーロー。
正義のヒーローと言う割には、すっごいヴァイオレンスな退治の仕方!

ヴァイオレンスな割に、繊細なレッド・イーグル。
実は頭痛持ち(頭の中に銃弾の破片が入っていて、時々とてつもない頭痛に襲われる)。
痛み止めのモルヒネが止められないっていう設定も、なんだかスゴイ!

敵に一撃!ポキポキポキィ~!!!
骨が折れて砕ける様子をレントゲン写真のようにCGで表現してあったり、
そうかと思えば、あ、これタイっぽい!と思えるシーンもあったりと、大変楽しめました。

個人的には、ちょっとコミカルな刑事さんがツボでした。
タバコの火を付けようとするところで、いつもピーンと閃く感じなのに、
なんだかいつもハズしてる・・・みたいな(笑)

映画の最後「To be continue」と出てくるので、次回作を期待していたのですが、
監督いわく「次回はナシ」らしいです。
日本の有志を集めて「次回作求む!」署名でもしましょうか。。。

主役のアナンダー・エバリンハムさん、
タイの大物俳優さんらしくて、20作以上もの主演作があるそうです。
サイン頂きました。

レッド・イーグル

マチェーテも真っ青のレッド・イーグル(อินทรีแดง)
タイ映画に恋した午後でした。

台北の朝、僕は恋をする -台湾映画祭2011-

アジアフォーカス福岡国際映画祭台湾映画祭2011– 、5本目は

台北の朝、僕は恋をする
あらすじはこちらから
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有力者で不動産屋のちょっとよく分からないオッサンから預かることになる「小包」を巡って、
主人公カイとズージー、刑事、三人組の親分ホンが繰り広げるストーリー。

何よりも台湾の夜市のにぎやかさと人通りの多さ、そして美味しそうな水餃子。
ちょっとはずれにあるラブホテル。
夜の公園で、おばちゃん集団の不思議なダンスに混ざってダンスをするシーン。
どれも「台湾らしい」風景。

個人的に好きだったのは、主人公カイの親友「高高(ガオガオ)」。
やたら体格がデカくて、ぬぼーっとしてるから、
誘拐されても、犯人たちに真剣に恋の相談。
マージャンも強いし!笑!

主人公カイの顔はどちらかというと猿顔でハンサムに見えなかったのですが、
台北の街とスージーの魅力を確認しているうちに、
カイも個性的ハンサムに見えてしまうような、そんな映画でした。

全編を通して感じる爽やかさ!魅力的な台北の街!
製作総指揮は、ヴィム・ヴェンダース!ということで、面白くないわけないでしょう。
さくっと観ることが出来る85分という長さもGood~。

台北の朝、僕は恋をする

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台北カフェ・ストーリー -アジアフォーカス福岡国際映画祭2011-

アジアフォーカス福岡国際映画祭、4本目は

「台北カフェ・ストーリー」
あらすじはこちらから
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お洒落な台湾映画。
英題は「Taipei Exchanges」とういことで、
映画は、色んなものを「Exchange=交換」していく ことで進んでいきます。

古い本と自分の歌を交換する日本人男性も登場。
歌声で誰だかすぐ分かります!

原題は「第三十六故事」。
ある一人の男性客が交換のため、世界36カ国の石鹸を持ち込みます。
彼はカフェにくるたびにその石鹸にまつわる36個の物語を話して聞かせ、
その物語に惹かれたドゥアルは、イメージを絵にして飾ることにします。

「物の価値は、人の心が決める」
物語の最後には、ドゥアルもカウチサーフィンで36カ国へ旅立つのでした。
カウチサーフィンもいわゆる「Exchange」ですね)

台北の人々のインタビューがところどころに盛り込まれ、
そこでちょっと現実に戻る、みたいな演出も素敵だったし、
ものすごく世俗的なママと3人で美容室やマッサージに行ったりするところも良かったな。

シアオ・ヤーチュアン監督。
お洒落で可愛い台湾映画、ありがとうー!

ちなみにこのカフェ、映画が目的で作られたカフェですが、
その後カフェとして営業しているそうです。
朶兒咖啡館
今度、台北に行ったら行こうかな~。

台北カフェ・ストーリー

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歓待 -アジアフォーカス福岡国際映画祭2011 –

アジアフォーカス福岡国際映画祭、3本目は

「歓待」

あらすじはこちらから
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久しぶりに良い邦画に出会ったなぁ~という感じです。

舞台は東京下町。スカイツリーのある押上付近。
アットホームな下町人情?が描かれるのかと思いきや、
見事な裏切り方で予想外な展開になる映画でした。

小さなコミュニティに突然入り込んできた異物によって浸食されていく家族。
すごく不穏で怪しい雰囲気。
喜劇なのか、ホラーなのか。

セリフも大げさじゃく、普段の会話っていう感じが
この映画をより面白く感じさせている気がします。

杉野希妃さん、綺麗でした~。
深田監督は、ちょっとほっぺが赤くて、その辺にいそうな優しいお兄ちゃんって感じでした。
そしてエリコちゃん・・・私の席の隣でピコピコとゲームしてました。
まだ小学1年生なんだって。

歓待

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ピノイ・サンデー – アジアフォーカス福岡国際映画祭2011 –

アジアフォーカス福岡国際映画祭、2本目は、

「ピノイ・サンデー」

あらすじはこちらから
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舞台は台北。
登場人物は出稼ぎ労働者のフィリピン人。
その2人が繰り広げるロードムービー。

実は結構切ないんだけど、2人の掛け合いもコミカルで、
大きなソファを抱えて台北の街を歩き回る2人を応援したくなります。
台北にフィリピン人が多いというのは、この映画を見て初めて知りました。

監督自身が、台北に暮らす外国人ということで、
そういう視点で描きたかったそう。
個人的にもフィリピン人 in 台北という映画はとても新鮮でした。

上質なアジアの映画を堪能できるのもあと3日!
3連休にどうぞ~。スケジュールはこちらをチェック

ピノイ・サンデー

冬休みの情景 – アジアフォーカス福岡国際映画祭2011 –

アジアフォーカス福岡国際映画祭に行ってきました。

「冬休みの情景」
あらすじはこちらから
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とにかく間が多い。
だけれども、その絶妙の間が可笑しさを誘うような。。。
1コマ1コマが写真のよう。

お爺さんと孫の男の子の会話が面白くて・・・
「僕、お爺ちゃんの孫をやめる」なんて言ったり。

無気力のように見えて、夢があるんだよね。
無気力のように見えて、いつも問いかけてるんだよね。

プロデューサーの方も
「いつも彼らは問いかけをしている。無気力に見えるが前向きだ」と
言ってらっしゃったのが印象的でした。

「人間は自分はだれか?自分はどこからきたのか?
これからどこへ行くのか?という三つの質問以外はすべて無意味だ」

先生が言う最後の言葉。
爆裂な音楽。
シュールで、美しい。
中国の映画にもこういうのがあるんだ!

アキ・カウリスマキの映画が好きな人なら、きっと好きだと思います。

上質なアジアの映画を堪能できるのもあと3日!
3連休にどうぞ~。スケジュールはこちらをチェック

冬休みの情景