Finland 2011 Kesäloma #06 :: スオメンリンナ

Finland 2011 Kesäloma #06 :: スオメンリンナ

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港からは通年運行の市営のフェリーが出ています。
12時間有効の往復チケットが5ユーロ
乗り場の券売機でチケットを買って、
ゲートの先はフィンランドの世界遺産、スオメンリンナ島

15分ほどのほんの短い船旅ですが、デッキ席もあるのでゆっくりと景色を楽しむことが出来ます。
このカラっとした天気と風!気持ちが良い~ヽ(*´v`*)ノ

スオメンリンナ島に到着するまでには、小島が多数あって人も住んでいるんだそう。
あ、もちろん、スオメンリンナ島にも人が住んでいるよ(o-∀-o)
トーベ・ヤンソンの暮らしを思い出させるような小島の風情に少し憧れたり。

15分の船旅を終えて、メインポートに降り立つ。
すると出迎えてくれるのは、ステキなボード!

ゲートをくぐると、小さなスーパーもあって、ピクニック用の飲物や食べ物はここでゲット。
少し歩くとスオメンリンナ教会の塔が見えてきた~

さっそく遊ぶ二人( ´艸`)
北欧の夏は本当にステキだ。これで17時だなんて信じられない明るさ。
寝転んで空を見上げたのは何年ぶりだろう。

スオメンリンナ島は散策すると以外に時間がかかるということで出発!

ビジター・センターそばの短い橋を渡ると、道沿いに城壁が。
スオメンリンナとは、【スオミ(フィンランド)の要塞】という意味。
これぞ、要塞の島の雰囲気です┣o(・ω・。)ガード!!

スオメンリンナ島が要塞化された目的は、ロシアからフィンランド南海岸を守るため。
長い間フィンランドを統治し、ロシアとバルト海の覇権争いをしていたスウェーデンが1700年代なかばに軍事要塞として開拓。


石積みの要塞が至る所にあって、要塞の島そのもの。

更にスオメンリンナ島の南端へ歩くと「クスターンミエッカ城壁と砲台」と呼ばれるところへ。
このあたりの草地の高台には、かつて使われたであろう大砲がたくさんある。
この大砲から覗いて見えたフィンランド湾は静かでいたって平和な景色です。


「こにホビットの家がありますよ~」とOnerwa。
きっとここは、爆薬なんかの倉庫だな・・・大砲が近くにあるし。

ここからも攻撃してたのかな?
ロシアの艦隊が攻めて来たとは想像できない眺めです。


キングス・ゲートと城壁。
スウェーデン時代の王様の船着場だったとのこと。
ここからも船は発着していますが、公共フェリー以外のフェリーです。

実は、スオメンリンナには他にも色々な施設があります。
ビジターセンターに博物館、潜水艦ヴェシッコ号に造船所。
さらには、裏千家流のお茶を楽しめるティーハウス「茶室 徳有庵」まで!
ティーハウスは夏のみ営業で予約しないといけないそうです。

さて、スオメンリンナの散策はそろそろ終わり。
島内には、要塞を作ったスウェーデンの軍人、エーレンスヴァルド(Augustin Ehrensvärd/1710-1772)の立派な墓標が残っています。

夕暮れを見守るカモメも、
ヘルシンキ-スオメンリンナ島を行き来する公共フェリーでお帰りと言っているようですね(●´・∀・`)ノ”

次にヘルシンキに来た時も、また訪れたいと思える本当に素敵な場所でした。
過去を思うと そうも言いきれないかもしれないけど..
世界の大砲からいつか花が咲く日を信じて。

最後に。
フェリーの待ち時間には、港のマーケット市場で腹ごしらえをしたり、
ショッピングをしたりして楽しめるよ(b´ω`d)

ムイック(スモークになっているワカサギくらいの大きさの小魚)は絶品だし、サーモンスープも最高。そして何より市場の人たちの笑顔が最高です(pq´v`*)

■■Suomenlinna(スオメンリンナ)
住所:Eteläsatama, 00170 Helsinki
アクセス:エテラ港から市営フェリー(Suomenlinnan lautta)で約15分
渡航可能時間:フェリー運行時間内(始発6:20~最終翌2:00)

さて、明日はフィンランド第二の都市トゥルクへ!»

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