Happy Halloween 2013!
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果てしなき鎖(フィリピン) – アジアフォーカス福岡国際映画祭2013 –
アジアフォーカス福岡国際映画祭2013、7本目は
「果てしなき鎖」
基本データ:
監督 / ローレンス・ファハルド (Lawrence Fajardo)
キャスト / ニコ・アントニオ(Nico Antonio)、アート・アクーニャ(Art Acuna)、バングス・ガルシア(Bang Garcia)、ノル・ドミンゴ(Nor Domingo)
あらすじ
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マニラでのある一日の物語。
貧民街に育ち、盗みで母親と弟の二人の家族を養うジェス。若い女性グレイスのiPhoneを盗み、売りさばいたまでは良かったが、警察に捕まってしまう。そして、釈放の代償として求められたのは・・・。
「果てしなき鎖(Posas)」
>>> 以下、ネタバレあり <<<
これは出口が見当たらないメビウスの輪なのか。
人間社会の不条理は連鎖し続ける・・・
「アモク」で衝撃を与えたローレンス・ファハルド監督の最新作。
盗みで家族を養うジェス。
今日もいつも通り、グレイスのiPhoneを盗むと、すぐに売りさばき意気揚々と闊歩する。
しかし、彼女のiPhoneには秘密の動画が保存してあり、死んでもそれを他人に見せるわけにはいかないグレイスは、警察に助けを求める。彼女に顔を見られていたジェスは、狙った獲物は逃がさないと言わんばかりの警察官についに捕まってしまう。無罪を主張するジェスだったが、iPhoneを売りさばいたお金が出てきて、言い逃れできない状況に・・・。
一方、どうしてもiPhoneを取り戻したいグレイスは、法にのっとり手続きをするが、にっちもさっちもいかない。
「起訴したら時間もかかる。3回の調停に一度でも休めば不起訴になる。今、不起訴にしたほうがいいかもしれない。iPhoneは見つけたら必ず連絡します。」というドミンゴ警部の言葉にグレイスも頷く。
ジェスを不起訴にしたドミンゴ警部は、彼を連れてiPhoneを取り戻させ、さらには逃げられないように「いつものやり方」でジェスを利用するのだった。
「犯罪者もいれば 法を施行する側もいる 放免される日 彼は自由を失う」
フィリピン警察組織の腐敗ぶりを描いた作品。
ドミンゴ警部の澄んだ瞳は、被害者からは信頼を得そうであり、だからこそ、この腐敗ぶりが怖すぎる。
朝は「盗みをやめて堅気になったら」と言っていた母親が、ジェスが捕まって多額の保釈金が必要と言われたとき「この先どうやって暮らしていけばいいの?」となじる場面は、フィリピンの貧困(貧富の差)の問題の根深さを表わしていて、とにかくどこまでいっても救いがない、目をそむけたくなる現実を突きつけられた。
ジェスとドミンゴ警部の「目」。
それがすべてを物語っているように感じた。
グレイスのように富裕層もいれば、ジェスのような貧困層もいる。
生まれながら背負ってきた運命が「いつか変わる」と信じることが出来れば良いが、負の連鎖は容易く断ち切れないだろうと、諦めにも似た気持ちが湧き上がってくる。
「負」のメビウスの輪は裏も表も繋がっている、まるで出口が見当たらない。
常識が常識ではいそんなフィリピンの悲しい現実、そして日常。
(ちなみに腐敗認識指数、フィリピンは129位とかなり腐敗している模様)
ローレンス・ファハルド監督によると、なんと牢獄や警察署などはすべて実在の建物で撮影したそう。
カメラワークも秀逸で、特にドミンゴ警部役のアート・アクーニャ氏の名演技にやられること間違いなし。
サスペンス的な部分ばかりではなく、ちょっと笑えるシーンもあり。
札束詐欺に合う男性が、ロッキーホラーショーの古田新太に見えたのは私だけ?
92分という短さでこの濃さ。
機会があればぜひ見ていただきたい映画です。
ローレンス・ファハルド監督のQ&Aはコチラ!
目撃者(中国) – アジアフォーカス福岡国際映画祭2013 –
アジアフォーカス福岡国際映画祭2013、6本目は
中国青海青年映画祭受賞作品 FIRST「目撃者」
基本データ:
監督 / Zehao Gao (高 則豪)
キャスト / ジャック・カオ 他
あらすじ
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主人公の宋(ソン)は妻と二人で小さな飲食店を切り盛りしていたが、レストランのオーナー平(ピン)への借金返済に苦しんでいた。ある晩、友人と行きつけの店で飲んでいた宋は、ひき逃げの現場に遭遇し、事故の“目撃者”になる。ある偶然からひき逃げ犯人の正体を知った宋は、思いがけない行動にでる・・・
中国青海青年映画祭受賞作品 FIRST「目撃者」
>>> 以下、ネタバレあり <<<
見て見ぬふりは我が身を助けるのか。
すべては「幸せのため」と言い切れるのか。
中国が発展を続ける中での下流社会の人達の生活を描いた作品。
主人公の宋(ソン)は、ひき逃げ事故の「目撃者」となる。
宋(ソン)は、被害者を助けようとするが、その甲斐なく被害者は死んでしまう。
自分が疑われるからと被害者を病院の前に捨て、「見て見ぬふり」をし、いつもの生活をようと決めた宋(ソン)。しかし、被害者は行きつけの店の女性店員の彼氏だったことを知る。
しかも彼女は妊娠していた。
複雑な思いを抱えながらも、日々の生活で精いっぱいの宋(ソン)。
店はオーナー平(ピン)への借金返済で火の車。手下にいじめらえる毎日。
そんなとき、宋(ソン)はひき逃げの犯人が、平(ピン)だと知ってしまう。
宋(ソン)は平(ピン)へ仕返しをすることを決め、徐々に平(ピン)を追い詰めていくが、結局は平(ピン)にばれてしまい、行きつけの店の女性店員を人質にされてしまう。
海辺に呼び出された宋(ソン)は、平(ピン)と最後の対決をする。
だれもが「自分の幸せのため」に生きている。
善と悪は表裏一体。
現在の中国の社会問題(例えば、交通事故の現場を見ても自分が疑われるという理由で助けないなどの悲しい状況)を提起し、下流社会の人が虐げられている現実を真正面から見つめた良い作品。
劇中の音楽も秀逸だったし、機会があればぜひ見てほしい映画だ。
最初は「普通の人」だった主人公が徐々に暴力的になっていく様子は、イラン映画「パルウィズ」でも描写されているが、「目撃者」では最後に少し希望が見える。この部分は監督の「願い」「信じたい気持ち」が込められているように感じた。
また、個人のアイデンティティはともかく、守るべき対象(宋の場合は「家族」)があるか無いかで、暴力の質が違ってくるようにも感じた。
インタビューから、高 則豪監督の真面目な人柄を垣間見ることができ、映画作りへの真摯な姿勢が素晴らしいと感じた。
中国青海青年映画祭 FIRSTは、若手映画監督の作品が出品される映画祭とのことで、毎年7月に開催されているそう。
サインをする高 則豪監督(右)と中国 西寧FIRST青年映画祭プロデューサーの李 子為さん(左)。
福岡に来てくれてありがとう!
字幕協力は、福岡大学人文学部東アジア地域言語学科。
福岡の若者を起用したところも、この映画祭ならでは!
沈黙の夜(トルコ) – アジアフォーカス福岡国際映画祭2013 –
アジアフォーカス福岡国際映画祭2013、5本目は
「沈黙の夜」
基本データ:
監督 / レイス・チェリッキ (Reis Çelik)
キャスト / イルヤス・サルマン、ディラン・アクスット、サブリ・トゥタル、マイシュケル・ユジェル
あらすじ
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トルコの山村に60歳の男が戻ってくる。彼は、家の名誉を守るために母親と愛人を殺害し、長年の刑務所生活を終え、やっと生まれ故郷に帰ってきたのだ。罪を犯してまで家の名誉を守ったこの男を親戚は歓迎し、妻子のいない彼に縁談を持ち掛け承諾させる。しかし、この縁談は彼のためではない。真の目的は、二つの有力な氏族の血で血を洗う決闘に終止符を打つためだった。
初夜、赤いベールを脱いだ花嫁はなんと14歳。そして沈黙の長い夜が始まる。
(公式パンフレットより)
「沈黙の夜(Night of Silence)」
>>> 以下、ネタバレあり <<<
今までの慣習を打ち破ることが出来るのだろうか。
そして未来へ進むことが出来るのだろうか。
トルコ映画の巨匠レイス・チェリッキ最新作。
刑務所帰りの60歳の男と彼に嫁いだ14歳の少女の初夜。
結婚初夜の翌日に、男性側の母親がシーツについた処女の印をチェックするという慣習(嫁は処女だったと言葉でなく伝える、それが一種の名誉なのだろうか)があり、「つとめ」を果たしたことを知らせる銃弾を2発、空に向けて撃たねばならない。
男のほうは夫婦になった「つとめ」を早く果たしたいのだが、少女は色んな方法ではぐらかそうとして、男は少女に翻弄されていく。
物語は、花婿と花嫁の寝室で「二人だけの会話」で進む。
男は少女の要求にこたえ、おとぎ話をする、あやとりもする。
自分の身の上に起きたことを話す。
少女との会話の中で、男が徐々に変わっていくのが分かる。
最後には、少女が「怖い」と言った髭まで剃ってしまう。
中東男性の男性らしさの象徴といってもよい「髭」を剃ることで、男は、少女のために今までの自分とは変わったのだと知らせているように感じた。
そして、夜明けが近づいたとき、覚悟を決めた二人の対照的な姿が目に映る。
少女の覚悟を決めた表情、男の悟りきった表情。
そして「つとめ」を果たしたことを知らせる銃弾の音は1発だけ。
男は自分を殺して少女を生かしたのだろうか。
「赤」と「白」の色使いが映画の世界を際立ったものにしている。
監督によると、赤はこれまで伝統や宗教、習慣といった男性優位社会の犠牲になってきたもの、白は純潔を表現しているのだそう。
最後の雪景色は、真っ白ではなかった。
男が少女のために変わり、少女を生かすことが出来たとして、果たして社会は変わるのだろうか。
中東の女性が置かれてきた悲惨な状況に焦点を当てているだけでなく、男性側の悲劇(氏族間の抗争、名誉の殺人)にも焦点を当てていて、考えさせられる作品だった。
レイス・チェリッキ監督のインタビューで、
花婿役のイルヤス・サルマンは、もともとはコメディアン仕事が嫌になり酒浸りの生活を送っているところを、今回24年ぶりに監督が口説き落として俳優業に復活してもらったそう。
少女役の女優さんの目が素晴らしくきれいで、トルコの部屋の雰囲気、花嫁衣裳など、ビジュアル的にも面白い映画だった。
結界の男(韓国) – アジアフォーカス福岡国際映画祭2013 –
アジアフォーカス福岡国際映画祭2013、4本目は
「結界の男」
基本データ:
監督 / チョ・ジンキュ (Cho Jinkyu)
キャスト / パク・シニャン(박신양)、キム・ジョンテ(김정태)、オム・ジウォン(엄지원)、チョン・ヘヨン(정혜영)、キム・ソンギュン(김성균)、チェ・イルファ(최일화)、チェ・ジホ(최지호)、キム・ヒョンボム(김형범)
あらすじ
—————————–
舞台は釜山。やくざの幹部グァンホは、組織内の勢力争いで同僚のテジュと激しく対立していた。
ある晩グァンホは、テジュが率いるグループに襲われ負傷する。3日間の昏睡から目覚めたグァンホは、この日を境に不可解な現象に見舞われるようになった。
そこで厄払いのために巫女を訪ねた彼は、思いもよらなかい衝撃的な事実を聞かされる。
グァンホの命は本来襲われたときに尽きる命であったこと、手のひらに傷を負ったために手相が変わり、死を免れたこと。巫女はさらに、彼もまた男巫として生きる運命であり、これを受け入れるよう告げた。
やくざとして生きるか、男巫として生きるか。グァンホの運命は…。
(公式パンフレットより)
「結界の男(박수건달)」
>>> 以下、多少ネタバレあり
さて「結界の男」という邦題について。
Wikipediaによると、結界とは「聖なる領域と俗なる領域を分け、秩序を維持するために区域を限ること」だそう。
原題は「박수건달(パクスコンダル)」で、邦題はちょっと違うみたいですが、
監督にお伺いすると「邦題に使われている【結界】という言葉が重みがあって良いと思う」と仰っていました。
グァンホが、あの世とこの世の「結界」にいるということ、
やくざと男巫の二足の草鞋を履いている、いわば「結界」を行き来しているということ。
個人的には非常に良い邦題なのではないかと思いました。
9/16のチョ・ジンキュ監督のQ&Aでは、
「配給会社にちょっと分かりにくいと言おうと思います」と回答されていたのですが、
私が見たのは9/18だったので、チョ・ジンキュ監督も2日の間に納得しちゃったのかな?
サインをいただきました。
監督自身も、制作の際には数々のジレンマを感じながら制作するそうです。
そして何よりも、熊本市賞 受賞おめでとうございます!!!
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Finland 2011 Kesäloma #05 :: ヘルシンキの街
7月10日、フィンランド3日目。
今日はヘルシンキを見て回るよヽ(・∀・)ノ
まずは、Hietalahden Kirpputori(ヒエタラハティ蚤の市)。
トラムは6番。
夏場は屋外広場にもマーケットが広がっていて、掘り出し物がたくさんありそう~!
切手マニアの私にぴったりのフィンランドの古切手!
たくさんの切手を長い年月をかけて集めてきたであろう、老夫婦。
熱心に一枚一枚を説明してくれるその情熱、グッときたよ。・゚・(*ノД`*)・゚・。
レトロな台もあった
OLD ARABIA もあった(40ユーロくらい) 欲しかったけど重くなりそうで断念。
ここでは、marimekkoの生地と古切手、そして思い出をゲッツしました(*´ェ`*)
【DATA】
■Hietalahden Kirpputori(ヒエタラハティの蚤の市)
住所:Helsinki Hietalahden kirpputori
—-
Summer(5/1~9/30)
月~金 9:00~19:00
土 8:00~16:00
日 10:00~16:00
—-
Winter(10/1~4/30)
月~金 9:00~17:00
土 9:00~15:00
日 休み
お腹が空いたら!
(´ω`)っ●サルミアッキアゲルー!
で、おなじみのフィンランド名物、そして世界で一番まずい飴「サルミアッキ」。
(サルミアッキの過去記事)
これは、フィンランドの大手製菓会社Fazer社のPantteri。
外側は砂糖がまぶしてあって、食感はグミよりちょっと固い感じ。
中にはとろーり、サルミアッキのジャムみたいなのが入ってる。
ちなみに、Fazer社は「Geisha」っていうチョコも出してるよ(^^)
フィンランドに来たら、サルミアッキを食すべし!
お土産にもすべし(ただし、お土産をあげる人は選ぶこと)!
サルミアッキ食べ食べ、ロケ地でも巡っちゃいますか!
日本人なら誰でも知ってる(?)フィンランドのロケ地、「かもめ食堂」です!
ついでにランチもしよう( ´艸`)
フィンランドも夏休みまっさかり、ってことで、
「Kesäloma!」と書いているお店が多い…「かもめ食堂」は大丈夫か?
「大丈夫かな?」
「大丈夫かな?」
「大丈夫かな?」
フィンランドの熊さんたちもソワソワしちゃってんじゃない?
どき
どき
どき
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・
Kesäloma
思いっきり夏休み(Kesäloma)だったー!!!
さちえさーん゚。・゚ヾ(゚`ェ´゚)ノ。゚・。
あーけーてー!!!
(伝統的なフィンランド料理が食べられるお店、Kahavila Suomi の過去記事はこちら)
じゃ、違う店へGo!
ってことで、行ったのはココ「Ravintola TORI」。
若干、重い扉を開けて入ってみると、店内はアアルトデザインの家具を置いてあったり、
北欧のゆったりした雰囲気で癒される空間~(*´v`*)
パプリカのパンに
北欧名物ミートボール。
ラズベリーのソースがまた美しいハーモニーを奏でております!
そして、友人お勧めのボルチーニのクリームソーススパゲティ。
上に乗ってる焼いて食べるチーズがなかなかパンチがあって、とっても美味。
次に行く機会があったら、また是非食べたい一品だったよ o(゚∀゚)o
【DATA】
■Ravintola TORI
住所:Punavuorenkatu 2-4,00120,Helsinki,Finland,Tori Ravintola
月~金 10:00~21:00/土・日 10:00~19:00
TEL:09-687 43 790
さて、お腹も落ち着いたところで、ヘルシンキの街を見降ろすべく、
SOKOS HOTEL TORNIの屋上へ~!
屋上のバーは、誰でも入れるので、
TORNIに泊まれなくっても、宿泊客気分を味わえて、
なおかつこんな素晴らしい景色を眺めることが出来る、穴場スポットなのです!!!
(ちなみにTORNIのエントランス、部屋は相当ステキです、そのぶんお値段が・・・www)
TORNIは、かつてロシア軍が駐留していた塔だったと友人が説明してくれました。
フィンランドはロシアに侵略されていた過去があったものね。
独立できて本当に良かった(´;д;`)ウッ…
さて、喉の渇きも癒されたところで、次は「Kauppatori(カウッパトリ)」港市場へ。
途中、ヘルシンキのシャンゼリゼ、エスプラナーディ公園を抜けて向かいます。
頭・・・lokki(ロッキ=かもめ)が・・・
トラムだとヘルシンキ中央駅からトラム3B/3T系統に乗って
「Kauppatori(カウッパトリ)」で下車すればOK!
港に面した市場では、世界遺産への切符を手にすることが出来るのです・・・ぐふふ。
2011.07.10
Finland 2011 Kesäloma #04 :: タンペレの絶景
ムーミン谷博物館を堪能した後は、散歩をすることに。
タンペレで一番美味しいドーナツがあるという場所を目指します。
教会を抜けて入った森には銅像が。
酔っ払いのお兄さんが教えてくれたとおり、この街には銅像があちこちにあるね!
しかもこのお姉さんは、手には糸、靴も金色の靴を履いてて、
足元には綺麗な花が咲き誇っている・・・これは何かの偉人と見た!!!
森の中は涼しくて、どんどん歩いて行ける。
まだ二日目だから、余裕~★
ずん
ずん
ずん
・
・
・
迷子になった Nyt 🙂
これ見て分かった人がいたら、どこか教えてー!
と、おろおろしていると、近くにホテルが・・・!
おぉ、神よ~!
ホテルでタクシーを呼んでもらい、目指すは「Pyynikin Nakötorni(ピューニッキ・ナコトルニ)」!
森を歩いているうちに、ちょっと外れてしまっていた様子。
タクシードライバーは、ちょいコワモテのお兄さん。
ドキドキしてると、優しく声をかけてくれた(o^^o)!
やっぱりフィンランド人、優しすぎる・・・!!!
タクシーに揺られること10分。
着きました、「Pyynikin Nakötorni(ピューニッキ展望台)」!
Pyynikki(ピューニッキ)という森の中にある塔という、まんまなネーミング ((・´∀`・))ンフッ♪
塔の1階部分がカフェになっていて、そこのドーナツはタンペレで一番おいしいという評判なーのだー。
で、注文したドーナツがコレ。
昔ながらの、カルダモン風味の揚げドーナツは、砂糖がたっぷりとまぶしてあり、
珈琲のお供に最適ですよ~。
展望台なんだから、上がってみないわけにはいかないよね!
ってことで、2ユーロを支払い、旧式のエレベータで上へ。
エレベーターを上るとそこは・・・
タンペレ有数の絶景ポイントだったぁー!
なんとここは、世界最大のエスカー(かつて氷河が削り出した砂や礫が堆積してできた、うねった細長い峰を持つ地形)と言われているんだって!
湖に囲まれて、森や島が点在していて、なんて素晴らしい景色~(*^^*)
もう少し天気が良ければ良かったのですが…
このあと、スコールが降ったのは言うまでもなし。゚(゚´ω`゚)゚。ピー
雨宿りをした後、タンペレの街を後ろ髪引かれる思いで帰ります。
途中の景色に癒され、帰りの2時間の旅を堪能します。
列車の旅は良いよね!
さて、ヘルシンキに到着、20時。
白夜のフィンランド、まだまだ明るい。
晩御飯は、S Marketのデリで!
フィンランドはサーモン豊富で嬉しい。
食の感覚はすこし似ているかも?
Villi(ヴィーリ)という、フィンランドのヨーグルト、ちょっとネバネバしています。
これがクセになる味、食感!
フィンランドに行ったらぜひ!乳製品は試してほしいです。
真夜中の散歩。
24時を過ぎても明るいフィンランド。
明日は、ヘルシンキを観光するよ~ヾ(´∀`○人●´∀`)ノ
DATA
■Pyynikin näkötorni(プューニキン・ナコトルニ)
住所:Näkötornintie 20, 33230 Tampere
TEL:+358 3 212 3247
時間:9:00~20:00(夏季は21:00まで)※カフェも同様
定休日:なし
入場料:2ユーロ
2011.07.09
Finland 2011 Kesäloma #03 :: ねぇ、ムーミン
Hyvää Huomenta!
良い天気!
フィンランドと言えば、サンタクロース、サウナ、白夜、キシリトール。
そして、忘れちゃいけない カバ・・・じゃない、ムーミン。
今日はついにムーミンに会いに「Tampere(タンペレ)」へ行くよ!
ヘルシンキからタンペレまでは1時間45分の電車の旅、片道28.4ユーロ。
VRも森と湖の国フィンランドを表現 ヾ(´ω`=´ω`)ノ
朝ご飯は、ROBERT’S COFFEE の カフェオレとシナモンロール。
フィンランドはコーヒーの消費量が世界一。
そんなフィンランドも一度、消費量世界一をどこかの国に抜かれたことがあるらしく、
そのときは国全体で、コーヒーを飲みまくったらしい ヾ(´ε`*)ゝ。
コーヒーが無いと死んでしまうんでないか・・・?
フィンランドでコーヒーを気軽に飲むなら、ROBERT’S COFFEEへどうぞ~。
タンペレへ行く途中「Hämeenlinnna(ハメーンリンナ)」を通過。
シベリウスの故郷でもあり、郊外にはittalaのファクトリーショップもあるらしい。
遠くに見えるは、フィンランド三大古城のハメ城。
森と湖に囲まれて、なんとも美しい風景です!
感動していると、おじちゃんに話しかけられたよ(=v=)
おじちゃん: どこに行くと?
sachigra: タンペレに〜
おじちゃん: 何しに?
sachigra: ムーミン谷博物館に〜
おじちゃん: おっちゃん、タンペレに住んどるけど、ムーミンの博物館なんて知らんなぁ。ムーミン人気なん?
sachigra: えぇ、えぇ、人気ですとも。ここにも載ってるし。
おじちゃん: へぇ〜、そんな博物館があるって知らんかった〜。ま、楽しんでや!
と、地元の人も知らないムーミン谷博物館 ヾ( ̄o ̄;)オイオイ
心配になってきたところで・・・
タンペレ到着。
駅から出たところには、
揃わないものは何もないと言われるSTOCKMAN百貨店。
素晴らしい景色に
銅像たち。
タンペレには、銅像が100体くらいあるんだって (゚ー゚)
親切な酔っ払いのお兄ちゃんが、銅像について詳しく説明してくれたよ!
英語とフィンランド語とどっちが良い?って聞くから、
とりあえず「英語」をチョイスしたけど、よく分からなかったんだよね!
Anteeksi ja kiitos!!
小腹も空いたので、まずは屋内市場へ!
ヴァン・ゴッホという名のジャガイモやら
こちらは、新鮮なサーモン。
そして、タンペレ名物「Musta Makkara(ムスタマッカラ)」。
Musta=黒
Makkara=ソーセージ
見た目キョーレツゥ!なMusta Makkara(ムスタマッカラ)ですが。。。
皮が真っ黒で(中身も真っ黒だけど)硬そうに見えるんだけど、食感はとっても柔らかい!
肉のミンチと麦、豚の血が入っているらしく、モチモチ〜。
イカめし のような感じ?
普通のソーセージとは全く違って、脂気もないし、味付けもシンプル。
血が入っているので、少しレバーっぽい感じもしたかな?
個人的には、なかなか美味しかった!
フィンランドに行く機会があったら、ぜひ食べてもらいたい一品であることは間違いなし。
それにしても、サルミアッキといい、ムスタマッカラといい、
フィンランドには黒い食べ物多いな・・・(*´ο`*)=3
夏なので、果物も充実。
日本と違って1個ずつ買えるのがいいよね♪
ムーミン谷博物館へ行くには、STOCKMANがある通りをとにかくひたすら真っ直ぐ歩く。
そうすると見えてくるのは、公園。
緑が多くて素晴らしい。
休憩にゅっと。
公園の中には、教会もあるし、
何いじけてるん?
別にぃ〜
ふ〜ん
みたいな www Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン
で、この公園のお向かいが、ムーミン谷博物館です!
待っててね、ムーミン ε=ε=ε=(ノ^∇^)ノ
ねぇ〜 ムーミン♪ こっち向いて♪
む・む・向いた・・・!
この博物館には、トーヴェ・ヤンソンの原画、立体画などが展示されていて、
ムーミン好きなら必見。
日本人観光客も多いようで、日本語の案内もあるし、
ミュージアムショップが併設されていて、日本人のスタッフもいるよ ∑o(*’o’*)oウオオ
館内はちょっと暗めで、少し眠くなったけど(朝早かったからさ)、
ニョロニョロの輪投げなんかもあって、なかなか楽しかった。
2011.07.09
Finland 2011 Kesäloma #02 :: ホテルへ
ヘルシンキヴァンター空港から市内までは約1時間。
フィンエアーバスに乗って行くよ ≡≡≡ヘ(*゚∇゚)ノ
確か、片道6.2ユーロ。カード払いも出来る。さすがNokiaの国!
バスの運転手のおじちゃん。しぶい。
今は16時くらい。
夏は日が長いということで、まだまだ真昼間みたいだ。
この日は、オリンピックスタジアムでアイアンメイデンのライブだったらしく、
黒装束のおっちゃん達がたくさんいた。夏だね、フェスだね、メタルだね!!!
そんなこんなで、1時間後。
只今 \( ̄^ ̄)/ 参上、ヘルシンキ中央駅!
ここで友達夫婦を待つ・・・こと30分。
2年ぶりの「Hei,Mitä kuuluu (o^∇^o)ノ」
お土産片手に友達の家へ!
おしゃれな北欧菓子に
おしゃれなマリボウルに入っているのは、mansikka ja mustikka !!!
おしゃれすぎて悶絶。
久しぶりの再会にて、時間が経つのは早いもので、22時だよ!
でもこんなに明るい。白夜おそロシア。。。じゃない、フィンランド。
ヘルシンキ滞在は、omena hotelli。
omena=りんご hotelli=ホテル
実はこのオメナホテル、可愛らしい名前とは裏腹に、実にシステマチックなホテルなのだ。
インターネットで予約 、カードで支払いをすると、メールで「ドアコード」が送られてくる。
ドアコードは5ケタの番号で、この番号でチェックインできる、無人のホテルなのであります。
さすが、フィンランド!Nokiaの国!!!
1部屋4名まで宿泊でき、冷蔵庫、ドライヤーなど、
必要なものは大体揃ってるし、もちろんWiFiも使える。
Yrjönkatuのオメナホテルは、中央駅からも近くて、
SOKOS TORNI ホテルのお隣という非常に素敵な立地。
1階には素敵なBARもあるので、オススメ!
さすがに初日は移動だけで結構疲れた ε-(ーдー)
明日はついに、カバ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧ ∧
|1/ |1/
/ ̄ ̄ ̄`ヽ、
/ ヽ
/ ⌒ ⌒ |
| へ へ |
/ |
/ |
( _ |
(ヽ、 / )|
| ``ー――‐””| ヽ|
ゝ ノ ヽ ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・・・ じゃない、
フィンランドの森の妖精、ムーミントロールに会いに行くよ!
2011.07.08
[mappress mapid=”2″]
Finland 2011 Kesäloma #01 :: 旅立ち
2011年、夏。
行ってきました、フィンランド!
福岡ー大阪ーヘルシンキ
大阪からヘルシンキまでは10時間のフライト。
今回ももちろん(?)世界で最も安全な航空会社の一つフィンエアーだよ(*’∀’人
大阪ーヘルシンキの空。
真っ青な夏の空だね〜、ウキウキ♪
夏といえば、ビール!だよね〜 o(>▽<)o
フィンランドのビール、OLVI(オルヴィ)。これはイーサルミのビール!
こちらもフィンランドのビール、サンデルス!
缶のおじさんはサンデルスさん?
しっぶ〜。そして、うっま〜 (ノ゚∇゚)ノ⌒
機内食は割愛。普通に美味しかった。
一番後ろの席だったんで、トイレも近くて良かったし、
フィンランド人の客室乗務員のお姉さんがキレイだったのも良かった (〃∇〃)
ゲイシャチョコも置いてあったし、
marimekko似合ってるね!って言われて「kiitos!」と言えたのも良かった (〃∇〃)
と、10時間のフライトを終え、2年ぶりのヴァンター空港。
景色はフィンランド、さすがは森と湖の国。
Hei, Suomi!!!
日本人観光客も多いようで、日本語の案内もあるよ(*’∀’人
ハングルもあるね!
今回は何事もなく、入国できた。
入国のときも「Hei」と「kiitos」は忘れなかったJoo!
ヘルシンキヴァンター空港にはこんな素敵なオブジェもあり。
空港もまだまだ見たかったけど、
まずはヘルシンキ中央駅へレッツゴー。
[mappress mapid=”1″]
Calen Blosso 花緒サンダル
5年前から恋してた!
そう、それは・・・菱屋Calen Blosso(カレンブロッソ)の「花緒サンダル」!
いつか買おうと思っていたの。
その時は・・・キターッッッ!
既成のものでも十分可愛いけど、なんとオーダーも出来るとのことで、
わたくし、オーダーしちゃいましたよ。
草履の台、鼻緒の色などを選ぶことが可能で、
台は麻タイプ薄色、鼻緒の色は黒、真ん中を黄色にしました。
和装にも洋装にも合いそうな花緒サンダル。
一番の特徴は底がゴム底になっているところかな?
クッション性もアリ、グリップもヨシで、長距離でも疲れなさそう。
今年の夏は、花緒サンダルに活躍してもらいましょう。
瑞氣集門
課 題 「瑞氣集門」
読み方 「瑞氣集門(ずいきしゅうもん)」
意 味 「めでたいことが起る兆しの氣が、すでにあなたの玄関先に集まっている」
「めでたい氣が、その人の家に集まってくる」
今年もみんなに良いことが起こりますように!